電脳美趣欄

 
   

第一章 パソコンの上手な選び方

 
 

Lecture1 パソコンで何をしようか?まずはここから考えてみよう

 

パソコンの仕組みは同じでも個々のパソコンの性格は十人十色       (2月11日)

パソコンは外見や機能などの違いにより、さまざまな種類があります。しかしどんなパソコンであっても、基本的な動作の仕組みは同じです。その仕組みとは、マウスやキーボードからデータを「入力」→メモリに「記憶」→CPUがデータを「計算」→計算結果をディスプレイに「出力」、という流れで動く、ということです。

ですが、動作の仕組みが同じでも、すべてのパソコンで同じことができるとは限りません。そこで、ここではパソコンを選ぶとき、どんなポイントに注目すべきかを解説します。

 

デスクトップ型とノート型 それぞれのメリット・デメリット

パソコン選びの第一歩として、まずデスクトップパソコンノートパソコンのどちらにするかを決めましょう。デスクトップ型は大きくて設置スペースもある程度必要になりますが、あとからハードウエアを追加するのが容易なため、パソコンの性能アップが手軽に行えます。逆にノートパソコンの場合は、わずかなスペースでも利用でき、携帯性に優れていますが、パソコンの内部のハードウエアに手を加えることはほとんどできません。つまり、パソコンそのものの性能を向上させようと思ったら、パソコン自体を買い換えるしかないのです。また、価格面での違いも大きなポイントです。デスクトップパソコンには、10万円以下の低価格モデルが数多く存在します。しかし、ノートパソコンの場合はデスクトップパソコンと同程度の性能を求めると、価格は倍近くになってしまいます。つまり、デスクトップ型とノート型のどちらを選ぶかは、実は「省スペース性と携帯性」をとるか、「性能と価格」をとるかのどちらかの選択ということになります。

 次に、具体的な用途を例に挙げて、最適なパソコンを考えてみましょう。例えばパソコンで3Dゲームを楽しみたいならデスクトップ型以外の選択肢は現実的ではありません。さらに同じデスクトップ型でも、高性能なグラフィックカードを搭載していないと、3DCGの描画処理が画面表示に追いつかず、快適にゲームをプレイできなくなってしまいます。

 一方、ビジネス用途でパソコンを使う場合、表計算やワープロなどのソフトしか使わないのなら、外出先でも仕事ができるようノートパソコンを選ぶのがお勧めです。このように、用途によって適したパソコンも変わるのです。

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Lecture2  CPUとマザーボードの性能を調べておこう

 

パソコンの性能を左右する第一要素  CPUを選ぶときのポイント     (2月11日)

使いたいOSと、デスクトップ型かノート型かの判断が決まったら、次は具体的にパソコン内部の性能について検討していきましょう。ここで最初に選ぶのは、やはりCPUでしょう。一般的に、CPUの性能は「動作クロック周波数」という数値で表されます。これは1秒間にCPUが何回命令を受け取って計算を行えるかを示すもので、この数値が大きいほどパソコンは高速で動作します。

 ですが、CPUにもPentiumやCeleron、Athlonといった種類がいくつかあり、クロック周波数が同じでも、CPUの種類が違うと、動作速度もやはり違います。例えば、Pentium4とCeleronなら、前者のほうが高速で動作します。また、Pentium4とAthlonでは、そもそもCPUの動作する仕組みが違うため、単純にクロック周波数だけを見ても動作速度の違いを比べられません。

CPUの種類はパソコンの価格にも大きく影響しますから、動作速度のやや劣るCPUをあえて選び、パソコンの購入価格を安く抑える、という判断が必要なときもあるでしょう。

 

パソコンの機能拡張を実現するマザーボードのインターフェイス

パソコンを構成するすべてのハードウエアをつなぐのは、マザーボードと呼ばれる部品です。パソコンを自作する場合なら、このマザーボード選びはCPU選び以上に重要なのですが、既製のパソコンを購入する場合は、マザーボードの種類にそれほど神経質になる必要はありません。ただ、マザーボードに取り付けられているハードウエア拡張用のインターフェイスについては、あらかじめチェックしておく必要があります。メモリを取り付けるためのスロットがいくつあるのか、拡張カードを増設するためのスロットはいくつ空きがあるのか、外付型周辺機器を接続するためのUSBやIEEE1394インターフェイスがついているか、といったことは、マザーボードによって決まってしまうからです。さらに、デスクトップパソコンの場合は後から、CPUをもっと高性能なものに交換することが可能ですが、どんなCPUを接続できるかも、マザーボード上のインターフェイスによって決まります。例えば、CPUをPentiumVからPentium4へと変更しようとすると、CPU接続用のインターフェイスが異なるため、マザーボードごと交換する必要が生じます。CPUとマザーボードは別々のハードウエアと考えるよりも、ワンセットとして扱ったほうがよいでしょう。

 

メモリとハードディスクは必要に応じて追加すればOK         (3月15日)

 メモリはCPUが計算処理を行うための作業スペースとして、ハードディスクはパソコンで扱うデータの保管場所として、それぞれ欠かすことのできないハードウェアです。メモリ容量が大きいほどパソコンは快適に動作します。また、ハードディスク容量が大きければ、それだけたくさんのファイルを保存することができます。ですからどちらも、あらかじめある程度の容量を用意しておいたほうがよいでしょう。ただ、メモリやハードディスクはCPUと違い、後からでも簡単に追加・交換できます。パソコン購入時のオプションサービスとして、メモリやハードディスクの容量を増やせるものがありますが、このサービスを利用するよりも、自分で同じ容量のメモリやハードディスクを追加したほうが安く済むこともあります。メモリやハードディスク容量にはあまりこだわらず、後から自分で追加するのもひとつの手です。

 ただし、メモリについてはマザーボード上のメモリスロットがいくつあるかにより、最大メモリ容量が決まってしまいます。また、OSの種類によって使える容量の上限が決まっていることもあるので、購入するパソコンのメモリ上限を事前に調べておきましょう。

 ハードディスクの場合は、3台まで内蔵できるほか、USBやIEEE1394を介した、外付け方ハードディスクの利用もお勧めです。

 

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Lecture3 パソコンの機能強化はどの程度必要?

 

じつはパソコンに必須のハードウェア グラフィックボードの選択基準  (3月24日)

CPUにメモリ、ハードディスクという基本的なハードウェアがそろっても、それだけではパソコンは動きません。動作の仕組みの最後にある「出力」作業のために、グラフィックカードが必要なのです。もっとも、パソコンを動作させるためだけならば、最新のグラフィックカードなどは不要です。グラフィック表示機能をマザー ボードに内蔵した(オンボード)製品でも十分パソコンを活用することができます。ただし、パソコンで3DCGを作成したり、3Dゲームを楽しみたいなら、AGP接続型のグラフィックカードを用意すべきです。なお、マザーボードにオンボードチップが搭載されているパソコンでは、グラフィックカード接続用のAGPスロットがはじめからついていない場合があります。そのため、3DCGやゲーム目的でパソコンを選ぶなら、最初からオンボードチップではなく、3D表示機能を備えたグラフィックカードの搭載されているパソコンを選びましょう。

 グラフィックカードに搭載されたチップとしては、NVIDIA社のGeForceシリーズと、ATIテクノロジー社のRADEONシリーズが代表的なものです。チップはどちらでも問題はありませんが、グラフィックカードに搭載されているビデオメモリについては、後から交換できませんから、あらかじめビデオのメモリ容量の大きなカードを選んでおくとよいでしょう。

 

1代目のCD-ROMドライブはコンボドライブを選ぶのがベスト

 CD-ROMやDVDの読み込みようドライブにはいろいろな種類がありますが、さまざまなソフトをインストールするためにも、最低1台はCD-ROMドライブが必要です。DVD書き込み機能を備えた最新型ドライブを使ってもよいのですが、ここで用意するドライブは、ソフトのインストールやCD再生などで酷使されがちです。そのため故障の可能性も高くなるので、できれば安価で、なおかつ対応メディアの多いものが理想的です。そこでオススメなのが、CD-R/RWディスクとDVD-ROMディスクに対応した、コンボドライブです。CD-ROM再生のみに対応したドライブや、CD-R/RWドライブと比べてもそれほど高価ではないのでお買い得、といえるでしょう。書き込み型DVDドライブについては、USB2.0やIEEE1394を介した外付けのドライブにしておけば、ほかのパソコンとドライブを共用することもでき、便利です。

 ちなみに、書き込み型DVDドライブを選ぶときのポイントですが、ほかのDVDドライブとの互換性を考慮すると、最低でもDVD-Rディスクに対応しているものがオススメです。現在では、書き込み速度が最大4倍速のもにも数多く発売されていますが、最高速度での書き込みはエラーの発生率も高く、実際に使う機会は少ないのではないでしょうか。しかも、信頼できる4倍速対応のメディアは、8倍速対応ドライブが発売された現在でもまだまだ価格が高く、信頼できるメディアで格安(※)なものとなるとまだまだ2倍速以下対応のメディアしかないのかな、というのが現状です。そう考えると、4倍速書き込み機能は必須ではありません。

(※格安とは、DVDメディア1枚あたり100円以下を目安に考えています。)

 

 
   

 

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